SNSに勝手に自分の顔写真が掲載された

肖像権

SNSに勝手に自分の顔写真が掲載された

インターネットの普及により、誰でも簡単に画像をアップロードできるようになりました。SNSのなかにも画像を掲載できる仕組みのものがたくさんあります。コミュニティで親睦を深めやすくするために、自分の顔写真を公開している人も珍しくありません。その一方で、他人に自分の顔写真を掲載されてしまうという事態も増えています。自分がアップロードしたものを転載される場合もあれば、知らないうちに撮影されたものを使われる場合もあるなど、被害の具体的なパターンはさまざまです。

単純に掲載されるだけでなく、画像を加工したうえでアップロードされる場合もあります。また、顔写真を転載するだけでなく、その人物になりすますような悪質な行為も珍しくありません。

なりすまして犯罪を犯した場合、まったく関与していない自分が犯人に仕立て上げられる恐れがあります。その他のパターンとしては、顔写真と一緒にプライバシーに関わる情報も掲載されるような事件も起こっています。住所などを書き込まれると、インターネット上だけでの問題では済まず、日常生活で何らかの被害を受ける可能性もあるでしょう。いずれにせよ、自分の顔写真が勝手にSNSにアップされていたら、速やかに対処しなければなりません。放置していると、さらに転載されるような事態になる恐れがあります。

 

肖像権の侵害に該当する可能性

また、対処の際の重要なポイントとして肖像権との関連性が挙げられます。自分がSNSに掲載している顔写真であっても、それを他人が許可なく転載すると、肖像権の侵害に該当する可能性があるのです。顔写真に対して肖像権というイメージを持ちにくいこともあり、多くの人が見逃しやすい点となっています。もし肖像権の侵害が認められるなら、掲載の取りやめを求めるだけでなく、いろいろな処置を取ることも可能です。たとえば、具体的に金銭的な損害が発生しているなら賠償請求を行えます。さらに、勝手に顔写真を使った人には罰金や懲役が科されることになるでしょう。誹謗中傷の要素があれば、名誉棄損ということで処罰してもらえる場合もあります。

とはいえ、いきなり法的な手続きに入るのではなく、まずは削除を依頼するのが得策です。時間をかけすぎるのは良くありませんし、依頼を受けてすぐに対応してくれると実害を最小限で食い止められます。削除依頼を受け入れてくれない場合は、弁護士に相談することも視野に入れて、法的に対処していくことを検討しましょう。